●鯨供養 石造り五重の塔
津吉浦の上手にある長泉寺は、松浦家23代覚翁弘定が建立し、山門は約300年以上前の建築という。境内にある大きな五重の塔は、元文4年(1739年)に地元の漁民が鯨の鎮魂のために建立したもので、平戸の江戸時代中期を代表する石造建造物である。
総高5.39m、基礎石から相輪部まで14石からなり、昭和59年9月18日に有形民俗文化財として県の指定を受けている。
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●平戸瀬戸の捕鯨
古式捕鯨である突取式捕鯨に始まり、明治にはボンブランス法(銃式捕鯨)が導入され、平戸瀬戸ではナガスクジラが捕獲されるようになった。遊泳速度が速く俊敏なナガスクジラを捕獲し得たのには"平戸瀬戸"という極めて狭い海峡を鯨が遊泳するという地形的に恵まれた捕獲条件があったものと考えられる。平戸大橋南側の猿川(皿川とも言う)の浜では、『植松組』という鯨組がナガスクジラの解体を行っていたことを証明する古い写真が残されている。
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